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「小粋な大人の茶の湯」秋 開催レポート

  • 執筆者の写真: つばさん
    つばさん
  • 10月22日
  • 読了時間: 3分


月見前夜、心が整う特別な時間


2025年10月5日(日)、和歌山城ホールにて「小粋な大人の茶の湯」を開催しました。

月見を翌日に控えた秋の宵、茶道初心者の方に安心してご参加いただける、やわらかな茶の湯体験をお届けしました。




イベントの想い



このイベントは、茶道教室ではありません。


「茶道に興味はあるけれど、敷居が高そう」

「伝統文化を身近に感じる機会がほしい」

「心を整える時間がほしい」


そんな想いを持つ大人のみなさまに、ほっこりと安心できる時間と和みを持ち帰っていただくことを目的としています。


裏千家茶道家と元食品バイヤ―の現役デザイナーのコラボレーションにより、伝統と現代をつなぐ新しい茶の湯体験をご用意しました。




当日のプログラム


待合での交流


静かな和室に足を踏み入れた参加者のみなさま。まずは待合で、リラックスした雰囲気の中、イベントの趣旨や想いをお伝えしました。


和菓子のお話


京都の菓匠・清閑院の「観月うさぎ」をご用意。

和菓子の起源から種類、お月見との関わり、そして清閑院の「一日の清閑、一日の福」という禅語に込められた想いまで、和菓子の奥深い世界をご紹介しました。


東雲羹(しののめかん)という技法で作られた黒糖風味の羊羹に表現された、満月とうさぎの姿。目で味わい、舌で味わい、心で味わう——そんな時間をお楽しみいただきました。


茶の湯体験


薄茶の一服を、丁寧にお点前させていただきました。茶器の一つひとつに込められた意味、作法の背景にある心、季節を愛でる日本の美意識。初めての方にもわかりやすく、本質を大切にしながらお伝えしました。


交流の時間


お点前のあとは、リラックスタイム。ご希望者はおかわりを楽しみながら、参加者同士が自然に交流できる時間をご用意しました。お菓子は和三盆の干菓子をご用意。

お茶がつなぐご縁を大切に、心地よい大人のサロンのような雰囲気が生まれました。






参加者さまの声


イベント終了後、皆様からあたたかいお言葉をいただきました。


「空気が整うような感覚がありました」初めてのお茶会でしたが、和室に足を踏み入れた瞬間から特別な空気を感じました。水差しの「捻り梅」の意匠など、細部にまで意味が込められた茶器に、日本文化の奥行きを感じました。形式ではなく「心」を重んじる時間の尊さを感じられました。
「人と人を繋ぐおもてなしの心」お茶やお菓子でのおもてなしは、人と人を繋ぐための演出なのだと実感しました。昔からの出会いの場として発展した文化の深さを、作法や空気感から感じ取ることができました。

満足度については、参加者さまから「とても満足」との評価をいただきました。



継続開催への期待

また「続けることでしか見えないことがある」「このような場が継続していくことを期待している」といった、あたたかいエールをいただきました。




主催者より


初めての「小粋な大人の茶の湯」でしたが、参加者のみなさまの笑顔と心からのお言葉に、この企画の意義を改めて感じることができました。

伝統を敬いながらも、現代に生きる大人たちが心地よく集える場を作りたい。そんな想いが、少しでもみなさまに届いたのであれば、これほど嬉しいことはありません。


一椀の茶が紡いだ新しいご縁。

季節の移ろいを愛でる心のゆとり。

そして、心が整う静かな時間。



これからも、このような「伝統と現代をつなぐ場」を大切に育てていきたいと思います。


次回の開催につきましても、決まり次第お知らせいたします。

皆様のまたのご参加を、心よりお待ちしております。

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